建設業のホームページに料金は載せるべき?掲載するメリットと注意点を解説
「ホームページに工事料金を載せた方がいいのだろうか」
「現場によって金額が変わるので、料金を掲載するのが難しい」
「料金を載せると価格だけで比較されそうで不安」
建設業のホームページに料金を掲載する場合は、金額だけでなく、料金の目安や条件を分かりやすく伝えることが大切です。
このように悩む建設会社や一人親方の方もいるのではないでしょうか。
建設工事は、建物の状態や施工面積、使用する材料、現場条件などによって金額が変わるため、すべての工事に固定料金を設定するのは難しい場合があります。
しかし、料金をまったく掲載しないと、お客様が、
「どのくらいの予算を考えればいいのか分からない」
と不安を感じることもあります。
そのため、必ずしも正確な料金表を掲載する必要はありませんが、目安となる価格や料金の考え方を伝えることは検討する価値があります。
この記事では、建設業のホームページに料金を掲載するメリット・デメリットと、料金が現場ごとに変わる場合の見せ方について解説します。
建設業のホームページに料金は載せた方がいい?
結論からいうと、すべての建設会社が必ず料金を掲載しなければならないわけではありません。
工事内容によっては、現地調査をしなければ金額を出せないこともあります。
一方で、お客様の立場では、問い合わせ前にある程度の費用感を知りたいという場合があります。
例えば外壁塗装を検討していても、
「50万円くらいなのか」
「100万円以上必要なのか」
という目安さえ分からなければ、問い合わせすること自体に不安を感じることがあります。
そこで、
「○○円~」
「一般的な戸建ての場合○○万円~○○万円程度」
など、条件を明記したうえで目安を掲載する方法があります。
重要なのは、無理に固定料金を決めることではなく、問い合わせ前の費用に対する不安を少しでも減らせる情報を用意することです。
ホームページに料金を掲載する4つのメリット
1.問い合わせ前の不安を減らせる
お客様にとって、工事費用は依頼先を決める重要な判断材料です。
料金がまったく分からない場合、
「問い合わせたら高額な契約を勧められないだろうか」
「自分の予算では相談できないのではないか」
と感じる人もいます。
料金の目安が掲載されていれば、
「このくらいなら一度相談してみよう」
と判断しやすくなります。
問い合わせの心理的なハードルを下げるという意味でも、料金情報は役立ちます。
2.お客様が予算を考えやすくなる
建設工事では、一般のお客様が相場を把握していないケースもあります。
例えば外壁塗装や屋根工事は、頻繁に依頼するものではありません。
そのため、
「何にどのくらい費用がかかるのか」
が分からない方もいます。
料金例だけでなく、
・材料費
・足場代
・施工費
・付帯工事
・下地補修
など、金額が変わる要素を説明すると、工事費用について理解してもらいやすくなります。
3.予算が大きく合わない問い合わせを減らせる
料金をまったく掲載していないと、問い合わせを受けて見積もりを作成した後に、
「思っていた金額と全然違った」
となることがあります。
もちろん、料金を掲載したからといってすべて防げるわけではありません。
それでも、おおよその価格帯を事前に伝えておけば、予算感が大きく異なる問い合わせを減らせる可能性があります。
これはお客様だけでなく、見積もりや現地調査を行う会社側の負担を減らすことにもつながります。
4.料金についての考え方を伝えられる
料金ページは、単に金額を並べる場所ではありません。
例えば、
「必要のない工事は提案しない」
「現地調査後に正式な見積もりを提示する」
「追加工事が必要な場合は事前に説明する」
など、自社の料金に対する考え方も伝えられます。
価格そのものだけでなく、
「どのように見積もりを出している会社なのか」
を説明することで、安心材料の一つになります。
ホームページに料金を掲載するデメリット・注意点
1.実際の見積もりと差が出ることがある
建物の状態は一軒ずつ異なります。
同じ30坪の住宅でも、劣化状態、塗装面積、足場の組みやすさ、使用材料などによって金額は変わります。
そのため、ホームページに掲載した料金と実際の見積もりに差が出る可能性があります。
料金を掲載する場合は、
「現場の状態によって料金は異なります」
「正式な料金は現地調査後にお見積もりします」
などの説明を添えておくことが大切です。
2.価格だけで比較される可能性がある
料金を掲載すると、他社と価格だけで比較されることがあります。
しかし、建設工事は金額だけで内容を比較できるとは限りません。
使用する材料、施工範囲、下地処理、保証、施工体制などが違えば、同じ「外壁塗装」でも内容は異なります。
そのため料金を掲載するときは、金額だけではなく、
「その料金に何が含まれているのか」
まで伝えることが重要です。
3.古い料金を掲載したままにしない
材料費や仕入れ価格などが変われば、以前掲載した料金が現在の価格と合わなくなる場合があります。
ホームページに料金を掲載した場合は、定期的に内容を確認しましょう。
料金を変更したときは、ホームページ側の更新も忘れないことが大切です。
ホームページで料金を安く見せることだけを重視すると、実際のサービス内容との違いが伝わりにくくなることがあります。ホームページ制作そのものを格安で依頼する場合の注意点については、「建設業の格安ホームページ制作は大丈夫?安い理由と依頼前の注意点を解説」でも紹介しています。
工事ごとに料金が違う場合はどう掲載する?
建設業では、
「料金を載せたくても現場ごとに違うから載せられない」
というケースが多いと思います。
その場合、正確な固定料金ではなく料金の目安を掲載する方法があります。
例えば、
外壁塗装 ○○万円~
屋根塗装 ○○万円~
のように最低価格を表示する方法があります。
ただし、「~」だけでは実際の費用感が分かりにくいこともあります。
可能であれば、
「一般的な戸建て住宅の場合」
など、どのような条件を想定した金額なのか説明しましょう。
また、施工実績の中で、
施工内容:外壁・屋根塗装
施工期間:約○週間
費用:○○万円台
のように実際の事例を紹介する方法もあります。
具体的な金額を公開しにくければ、
「100万円~150万円」
「100万円台」
など幅を持たせる方法も考えられます。
料金だけでなく見積もりの流れも掲載する
料金ページを見る人は、
「いくらかかるのか」
だけでなく、
「どうやって正式な金額が決まるのか」
も気にしています。
そのため、
お問い合わせ
↓
現地調査
↓
お見積もり
↓
内容の説明
↓
ご契約
という流れを掲載しておくと分かりやすくなります。
さらに、
「現地調査は無料なのか」
「見積もりだけでも大丈夫なのか」
「見積もり後に断っても問題ないのか」
なども説明できると、問い合わせ前の不安を減らせます。
実際の対応内容に合わせて掲載しましょう。
ホームページを制作会社へ依頼する際に、料金や追加費用など何を確認すればいいのかについては、「建設業のホームページ制作を依頼する前に確認したい10の質問」も参考にしてください。
料金ページには何を載せればいい?
料金ページを作る場合、金額だけを掲載する必要はありません。
例えば、
・工事別の料金目安
・料金に含まれる内容
・追加費用が発生する可能性があるケース
・料金が変わる主な条件
・現地調査について
・見積もりの流れ
・支払い方法
・よくある料金の質問
などを掲載できます。
特に、
「なぜこの金額になるのか」
が分かる説明があると、単純な価格比較だけではなく、工事内容まで確認してもらいやすくなります。
安く見せることだけを目的にしない
ホームページに料金を掲載するとき、
「できるだけ安く見せたい」
と考えることもあるかもしれません。
しかし、実際にはその金額でほとんど施工できないような最低価格だけを大きく表示すると、お客様が想像していた料金と正式な見積もりとの差が大きくなる可能性があります。
問い合わせを増やすための料金表示であっても、実際のサービス内容とかけ離れた見せ方は避けた方がよいでしょう。
料金だけで勝負するのではなく、
・施工品質
・対応の丁寧さ
・施工実績
・職人の経験
・保証やアフター対応
・地域での対応力
など、自社を選ぶ理由と一緒に伝えることが大切です。
料金を掲載しない場合は問い合わせしやすくする
工事の性質上、どうしても料金の目安を掲載するのが難しい場合もあります。
その場合は、
「料金はお問い合わせください」
だけで終わらせないことがポイントです。
例えば、
「建物の状態を確認したうえでお見積もりします」
「現地調査・お見積もりは無料です」
「写真をLINEで送っていただければ、まずご相談いただけます」
など、実際に提供している相談方法を説明します。
料金が分からないからこそ、問い合わせた後に何が起きるのかを分かりやすくすることが重要です。
料金の見せ方だけでなく、問い合わせボタンや施工実績なども含めて見直したい方は、「建設業のホームページから問い合わせを増やすには?7つの改善ポイント」で詳しく解説しています。
料金ページだけでなくホームページ全体の構成をこれから考える場合は、「建設業のホームページデザインはどう決める?7つのポイント」も参考にしてください。
まとめ|料金の目安と考え方を分かりやすく伝えよう
建設業では、現場の状況によって工事料金が変わるため、すべての料金を正確にホームページへ掲載するのは難しい場合があります。
そのため、必ず料金表を作らなければならないわけではありません。
一方で、お客様にとって料金は問い合わせ前の大きな不安の一つです。
掲載できるのであれば、
料金の目安
だけでなく、
何が料金に含まれているのか
どのような条件で料金が変わるのか
正式な見積もりはどのように決まるのか
まで説明すると分かりやすくなります。
料金を掲載できない場合でも、見積もりの流れや相談方法を明確にすることで、お客様の不安を減らすことはできます。
大切なのは、単純に安く見せることではありません。
お客様が問い合わせ前に知りたい料金情報を、実際のサービス内容に合わせて分かりやすく伝えることを意識しましょう。
建設業Web制作スタジオでは、小規模な建設会社・一人親方の方に特化したホームページ制作を行っています。
「工事料金をホームページに載せた方がいいのか分からない」
「現場によって料金が違うので、どう掲載すればいいか悩んでいる」
「料金だけで他社と比較されないホームページにしたい」
「見積もりや問い合わせにつながる料金ページを作りたい」
「自社の場合、どんな内容をホームページに載せればいいか相談したい」
という段階からでもご相談いただけます。
ホームページを作る目的や増やしたい仕事、実際の料金体系などを確認しながら、料金を掲載するべきか、掲載する場合はどのように見せると分かりやすいかを一緒に整理します。
料金だけでなく、施工実績や会社の強み、問い合わせまでの流れなども含めて、自社に必要なホームページの構成をご提案します。
ご相談は無料です。まだホームページ制作を依頼すると決めていない方も、お気軽にLINEからご相談ください。